第34回 K インタビュー

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 K-POPが大きなムーヴメントになったのは2010年。韓国ドラマで火がついた韓流ブームから6、7年後のことになります。
2001年、BoAが日本デビューを果たし、その後ボーイズ・グループ、神話が登場。SMエンタテインメントのアーティストが続々とデビューし、2005年には東方神起、SE7ENなど韓国とほぼリアルタイムの若手アーティストが上陸し、ブームの基盤を築きあげていきました。その一方で、彼らと同時期にデビューし、K-POPという枠から離れ、J-POP市場に真っ向からチャレンジしたアーティストがいました。それがKでした。



 Kは「over...」でデビューし、その後「Only Human」が大ヒット。日本語の響きを大切に歌う外国人シンガーとして一躍注目されました。
デビューから11年が経ち、変わらず日本の音楽シーンの中で堂々と活動しているK。今では、K-POPの若手アーティストの憧れの存在となり、韓国の音楽業界にも大きな刺激を与えることになりました。まさに、K-POPムーヴメントの立役者の1人であるというわけです。

 「以前イベントやTV番組でBoAさんと一緒になる機会が多かったんですが、なぜか2人でコミュニケーションを取る時は日本語。「どうしていつも日本語で話しているんだろうね?」ってよくお互いが言ってます。周りのスタッフがすべて日本人なので、自然にそういう配慮が生まれてきちゃうんです。」と面白いエピソードを話してくれました。2人の共通点はブームの先駆けであったということ。そんなBoAとKの共通するスタッフへの思いやりなのですね。



 過去韓国で2枚のアルバムを発表しているK。ソン・ヘギョ主演ドラマ「日差しが降り注ぐ」のOSTにも4曲参加しています。「デビューしたけれど、思ったほどうまくいかなくて、入隊するか、裏方になるかと悩んでいた時に、日本の事務所から声がかかるという運が巡ってきたんです。もちろん恐怖感はありました。母国でやっていた音楽と日本でやってみたかった音楽との差は、自分の中ではあまりなかったんですが、言葉が話せないのに、その国の言葉で歌う恐怖感。でも当時は若かったし、勢いもあったからできたんだなと思います。今他の国にいって同じことをやれって言われたら、迷ってしまうかも(笑)」

 今年はU-KISSのケビンのソロに楽曲提供。「Make Me/Out of my life feat K」は、ピアノマンKの魅力とケビンのソロとしての本気が伝わってくる曲。楽曲提供だけでなく、共演も果たしています。「以前はTANTARASというプロジェクト名で、楽曲を提供していました。4、5年前なんですが、チームで遊び感覚で曲を作ろうということになって、僕の好きな言葉「タンタラ」をプロジェクト名にしたんです。芸能人という意味があるんですが、昔はあまりいい意味ではなくて、最初に僕が音楽をやり始めた頃、親戚の人たちからどうせタンタラでしょ?とよく言われてたんです。でもそれが僕は嫌じゃなかった。かえって音楽をやることで、人から特別な目で見られるっていう感覚があったんです。」最近、チソンのドラマ「タンタラ」のヒットで、みなさんもこの言葉はご存知ですよね!!

 また最近のKは、BSスカパー(BS241ch 毎週火曜日23:00~25:00)の番組「韓流ザップ」のMCを務めています。毎回K-POPアーティストと共演し、これまでJ-POPの世界の中で活動してきた彼が、初めて本格的に母国の音楽を紹介するといった活動を始めました。「番組を通して、K-POPアーティストたちの抱いている夢や、こんなに頑張っているんだって、実際に知ることができました。K-POP事情を知っているようで知らなかったので勉強になっています。会ったことはないですが、お気に入りのシンガーはDEANです。彼はアメリカに住んでいたこともあって、音楽性がとても豊かなのです。」

 Kが推薦するDEANは、Joombas Music Groupの専属作家でDeanfluenza名義でEXO、VIXXなどに曲を提供してきました。2015年からソロ・シンガーとして活動をはじめ、今年はミニ・アルバム「130 Mood: TRBL」をリリースし、「D(Half Moon)feat Gaeko」が話題になっています。以前このコーナーでも紹介しましたね。

  Kは、日本の音楽が好きな理由のひとつに、言葉をあげています。「僕は日本の音楽が大好きで、特に歌詞、言葉の使い方が好きなんです。」と。歌詞に惹かれたというのはKらしいJ-POPの解釈だなと思いました。K-POPの歌詞の中には、ストレートに表現し、言葉が強いな、と私自身訳詞をしていると感じることがありました。日本語に直訳してしまうと、バラードソングでも、バラードソングにならない、といったイメージです。「それは国民性だと思います。韓国は白黒はっきりしているし、Yes or Noなんですよね。グレーゾーンがない。でもそれがK-POPのパワーにもなっていると思います。僕が韓国で活動していた時は、そういった歌詞に違和感を覚えていました。もっと違う言葉で表現できるんじゃないかなって。日本に来て、そういう自分の考えも取り入れてもらいたい、という思いがありましたね。もちろん韓国にも綺麗な言葉で作られた詩的な歌もあるので、そういった曲を歌うシンガーがどんどん日本で紹介されたらいいなと思っています。イ・ジョクとかキム・ドンリョルとか、昔よく聴いていたシンガーの中には、根本的に日本と近いものを感じるアーティストがいます。そういった素晴らしいシンガーソングライターが日本で活動できる音楽シーンになって欲しいですね。」

 Kとインタビューをするたびに「架け橋」という言葉が出てきます。日本と韓国を結ぶ架け橋となれるのは、2つの文化と向き合った人こそ叶えられること。血ではなく心意気だと思いますが、韓国人のKにとっては、それこそ架け橋になるための使命を背負っているのではないでしょうか?


「日本に来た時に、どんなアーティストになりたいかと聞かれました。僕はすぐに架け橋になれるようなアーティストになりたい、と答えました。でも当時はなかなか具体的なイメージがわかなかったのだけど、それよりもまず成功することで何かができると思っていました。明確に見えてきたのは、軍隊に行く前です。自分で歌詞を書き始めた時に、そこから何かをメッセージできたらと思うようになったんです。」

 日本武道館でのライヴを成功させ、2011年Kは入隊しました。除隊し、再び日本での活動を再開したのが2012年10月。書著「幸せを数える。」では、641日の兵役期間中の生活と心の声が綴られています。


そこには、軍隊の内情だけでなく、Kが自分自身と向き合ってはじめて気づいた、当たり前の幸せについて書かれています。Kが除隊を数日後に控えたある日、江原道にある軍の事務所で、初めてKに会いました。もちろん取材です。ドラマ「太陽の末裔」を見ながら、いつもその時のことを思い出します。もちろんシンガーKの存在は知っていましたが、洋楽とK-POP漬けだった私にとって、それまでKと会う機会はなく、会った時のKは軍人さんだったというわけです。「団結!!」と今なら挨拶できたかもしれませんが、あの時は軍の建物に入ることだけで緊張感が増したのを覚えています。あっこれは余談です!!

 Kは、自然に日本での音楽シーンに舞い戻り、J-POPシーンの中で桜井和寿さん、寺岡呼人さん、KANさん、槇原敬之さん、TRICERATOPS、スキマスイッチのみなさんたちと交流を深め、自分自身の音楽をクリエイトしています。「これからは日本の音楽を韓国で紹介することもやってみたいです。音楽だけでなく、映画を紹介したり…ミュージシャンの目線でやることで、すごくリアリティをもって紹介できるじゃないかな!?もちろん、韓国でCDを出してみたいし、凱旋公演もやってみたい。その後は、10年間日本でもまれた経験をもって、世界にも挑戦していきたい。枠にとらわれず、この10年間を表現していく場をもちたいというのが、僕の次のゴールです。」

 架け橋はプライベートでも進行中。昨年生まれたお子さんは日本と韓国のハーフになります。「3ヶ国語で話しかけてます(笑)。もしもし、ヨボセヨ、ハローって!何もかもが初めてなので、どうやったらいいか答えは見つかっていないけど、子供には国と国との線を引くことなく、素直に人と人との関係を築いて欲しいですね。」
 韓国では1歳を迎える子供に、(韓国では2歳)トルジャンチというお祝いをします。 親戚、友人を招き、子供の健康をみんなで祝う誕生会です。そのトルジャンチのメイン・イベントは、将来どんな人物になりたいかを占う儀式。赤ちゃんの前にいろいろなものを置き、ピックアップするものによって、将来を予測するという楽しいイベント。歌手にさせたかったらマイクをおくとか、サッカー選手ならミニサッカーボールとか、いろいろなものを置いて子供に選ばせます。「僕は糸をとったらしいです(笑)。一番地味で、長生きを意味するんだけど。子供にはマイクとか、ゴルフのパットとか置いておこうかな。ゴルフ選手はいいよね。」と最後は親の欲目!!

 最後に、私は何よりもKの韓国での凱旋公演を見たいです。日本で培ってきたソングライターとしてのキャリアを披露することは、韓国の音楽ファンやこれから日本進出を考えているK-POPアーティストにとって大きなメッセージになるはずです。そしてデビュー時とは違う解釈で韓国語アルバムを作ることも、世界へ羽ばたく一歩となることでしょう。架け橋はここからがスタートです。楽しみにしています。


Kのライブ情報
◆『K Premium Live 2016~SING! SING!! SING!!!~』
11月21日(月) Billboard Live OSAKA
12月3日(土) Billboard Live TOKYO

◆『K Premium Live 2017』
2017年1月5日(木)、6日(金) Billboard Live TOKYO
2017年1月8日(日)、9日(月・祝) NAGOYA BLUE NOTE
2017年1月13日(金)、14日(土) Billboard Live OSAKA

Kのイベント情報
◆『STVラジオLIVEくれよん』
10月17日(月) Zepp Sapporo(北海道)

◆『ふくしまアカリトライブ』
10月23日(日) あづま総合体育館サブアリーナ(福島)

◆『ONE LIVE with ネスレアンバサダー』
10月29日(土) 横浜赤レンガ野外特設ステージ(神奈川)

◆『斉藤誠 Presents「ライヴ!!誠とKくん、二人の文化祭」』
11月2日(水) Music Club JANUS(大阪)
11月4日(金) BL Cafe(愛知)

Kのラジオ情報
◆Fm yokohama 「K-style」毎週木曜日23:00~24:00

詳しくはオフィシャルホームページをご覧ください。
http://www.club-k.cc

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